いつも傍には君が…。
我が妹ながら鋭い。
微かな声の変化だけで
見抜かれるとは思ってもなかった。
けれどこれはルビアからの
紅茶が出来るまでお姉さまが先に
読んでいてもいいですよ、という
メッセージなのだろう。…多分。
そう考えた私は早速
ルビアの前にある椅子に座って
読み始める事にした。
鋏で丁寧に封を切り、
中身を出すと何枚も
紙が出てきた。
とりあえず一番上に乗っている
紙を手にとり目を通す。
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クリス・フェアローラ様
この度はモノクロ学園の
入学、おめでとうございます。
突然の事で
驚かれましたでしょうが
貴方はこの学園に
選ばれた方なのです。
つきましては貴方様を
我が学園の
「ブラックのクイーン」の
役職に任命したいと思います。
また役職や学園の事に
つきましては
二枚目以降を御覧下さい。
また、学園に来るか来ないかは
貴方様のご自由に…。
学園長
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