幼なじみの甘い××。Good night baby★



「それに……イタズラじゃないしっ。こんなところで寝たら風邪ひくじゃん。だから起こしてあげようと思ったのっ」



どさくさにまぎれた適当ないいわけ。


それを聞いたハル兄は、あははと声に出して笑ってから、あたしをぎゅうっと抱きしめ直した。



「こうしてればあったかいし、風邪なんてひかねーよ」


「……っ///」



……どうしよう。


どーしよう、どーしよう。


全然かなわない。



しかも、



――キュン……



みぞおちあたりがきゅうっとして、呼吸が整わない。


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