幼なじみの甘い××。Good night baby★
「泊っていくわけにもいかないしなぁ」
天然というか、ハル兄はきっと、物事を真剣に考えるヒトなんだろう。
それは、授業の進め方でもわかる。
丁寧で、誠実で、優しいから。
「……今日はもう、ベッドに入るだけだから」
困らせるのはイヤだから。
「寝れると思う」、ずっとこうしていたい気持ちを押さえて顔を上げると、
「もう少し……こうしててやるよ」
あたしの頭を元に戻したハル兄は、そのままきゅっと丸まった。