幼なじみの甘い××。Good night baby★
「充実してるって? テストの点数でも良くなったわけ?」
「苦手だった英語も分かるようになってさ。他の教科も伸びてきたんだよね」
「家庭教師のおかげってヤツ? あ、そう言えばまだ聞いてなかったわね。その幼なじみ、イケメンだったの?」
「うん、まあ」
「今度連れて来なさいよ」
「そう来ると思った。でもヤダよ」
「なんでよ」
「オネエに汚されそうだもん」
「ホントに失礼ね、アンタ」
「触らないって約束してくれるんなら連れてきてもいいけど」
「2枚選びなさい。早く」
「考える時間くらいちょうだいよ」
再びさーっと並べられたカードを眺めて、あたしは「うーん」とうなった。