幼なじみの甘い××。Good night baby★
「なによ。つまんないわね。そんな子どもみたいな抱擁で喜んでるわけ?」
せっかく話してやったのにもかかわらず、
オネエは言葉どおりつまらなそうな顔をしている。
オネエっていう生き物は、どうしてこう、ディープな内容じゃないと満足できないんだろうか。
「いいじゃん別に。あたしはそれで眠れるようになったんだし」
「そういうことじゃなくてさ、アンタ、その男が好きなんでしょ? だったらもっと踏み込みたいっては思わないの?」
「好き? は? ダレが?」
「アンタが、ハル兄ってイケメンを、って言ってるじゃないの」
「あたしが? ハル兄を? ……好き?」