幼なじみの甘い××。Good night baby★
「今の就活ってね、片手間にやってればとりあえず決まるってわけにはいかないの。
特に陽斗なんて、もう4年でしょ? 本腰入れないとヤバいわけ。
自分のことでも大変なのに、あなたのお守りをしている場合じゃないの。分かるよね?」
ぼうっとしているあたしに、たたみ掛けるようにして彼女は続けた。
「まあ、陽斗にしてみれば、あなたの勉強を見てあげるのは義務的に感じてるのかもしれないけど。
だって、妹みたいなものなんでしょ? あなたって」
「……」
「あのね、陽斗にはあたしのパパの会社に入ってもらえばいいなって思ってるの。
このままじゃ就職なんて出来ないかもしれないし、そうしなよって言ってるの」