幼なじみの甘い××。Good night baby★


あたしの頬が、自然にぴくっと反応した。



“ね? そうしなよ?”



自転車置き場で……彼女がハル兄に言っていた言葉だ。


あれは、その話をしていたんだ……。



「昔ね、パパも陽斗に会ったことがあってさ、結構気にいってくれてたんだよね。あたしが頼めばOKしてくれると思うし」



ほんの一瞬、口を閉ざした彼女は、



「あなた次第ってことだよ?」



あたしの顔をのぞき込んだ。


何かを企んでるような目つきで。



「……あたし……次第?」



……って、なにがだろう?


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