幼なじみの甘い××。Good night baby★
成績が上がったとか、眠れるようになったとか、ひとりで勝手に盛り上がって。
ハル兄が、どれだけ大変で、切羽詰まってるかなんて考えもしなかった。
「抱っこしてもらって喜んだり……ホントにバカだ」
あの自転車置き場のことだって。
いつのまにかあたし……、見なかったことにしていたのかも。
ハル兄と一緒にいるときの心地よさを、失いたくなかったから。
「だよね。そうだよね。彼女がいる人にあんなことしてもらうなんてあり得ないよね」
あたしは……ハル兄にとっては妹同然なんだから。
彼女に釘をさされるのも、当然なんだ。