幼なじみの甘い××。Good night baby★
「どうしたの? 具合でも悪いの?」
いつもならさっさと降りていくあたしが、こうしてぼんやりしてるんだもん。
おかーさんが心配するのも無理はない。
「大丈夫。なんでもない」
「ホントに? なんだか顔色がよくない気がするけど」
「外、寒かったから」
「ならいいんだけど……。シチューだからさ、食べればあったまるわよ?」
「……いらない。食べたくない」
「眞緒? やっぱりどこか悪いの?」
隣に腰かけたおかーさんに、顔をのぞき込まれて。
「なんでもないし。大丈夫だし」
あたしは、思わず顔をそむけた。