幼なじみの甘い××。Good night baby★



「……ごめんね」



少しの間をおいて、小さな声を出したのは、おかーさんだった。



「ごめんね、眞緒」



ぎゅっと、心臓をつぶされたような気持ちになる。



あたしは、あやまってほしくて言ったんじゃない。



――ううん。むしろ。


「ごめんね」なんて言葉を、おかーさんに言わせたくはなかった。


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