幼なじみの甘い××。Good night baby★
「ほら。もう1回抱っこしてやるから」
伸びてきた腕が、あたしの肩に触れる。
「……やっ……!」
その手を振り払うと、どうしようもない切なさが込み上げてきた。
「もう、こんなことも終わりだから!」
最初からおかしかったんだ。こんな……行為。
なんであたし、抱っこなんてされたんだろう。
子ども扱いされて、喜んでいたんだろう。
「……帰って」
「眞緒?」
「早く出てってよ!」