幼なじみの甘い××。Good night baby★
握りしめた手が、ヒザが、全身が、ガクガクと震えている。
「昔とは……違うんだから。あたしだって……大きくなったんだから……」
頭の中がぐしゃぐしゃで、声までも震えていた。
「ハル兄なんてキライ! 顔も見たくない!」
カラダを、言葉を、コントロールすることが出来なくて。
「早く……出てってっ」
困惑が伝わってくる背中を、無理やりに押した。
ハル兄がどんな表情をしているのか、確かめることも出来ずに。