幼なじみの甘い××。Good night baby★



 *



「ヤバい……どうしよう……」



ホームに降り立ったあたしは、


同じく新幹線からはき出された人たちに押されるようにしてエレベーターを下った。



そのまま改札をくぐって、立ち尽くして、ぼう然としていた。



「何に乗ればいいんだろう……」



って悩むその前に。



「ハル兄の住んでるところ、知らないんだった……」



って気づいたその前に。



「ケータイ番号も……聞いてないし」



もちろん、メルアドも教えてもらってなかった。


今までは、聞く必要もなかったし。


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