幼なじみの甘い××。Good night baby★
「おばさんにもヨロシクな」
「うん。バウムクーヘンも喜ぶよ。おかーさん、あたしより甘党だから」
買ってもらった袋を抱きしめて、ハル兄を見上げる。
「口の周りにくっつけたり、噴き出したりすんなよ?」
「しないよ。もうっ」
「今日も牛乳ぶちまけて来たんだって?」
「……そんなことまでしゃべったの? おかーさん」
唇をとがらせてみても。
くすくす笑うその顔を、またしばらく見れないんだと思ったら、急に寂しくなった。