幼なじみの甘い××。Good night baby★


「おもしれーなぁ、ホントにお前」



用意がいいハル兄は、すでにティッシュを取り出している。


さらに段取りよく、その手はあたしの鼻に伸びてきた。



「風邪ひかせたかな。マズイな」


「……」


「ホントにちゃんとあったまって、すぐに寝るんだぞ?」


「……」



前かがみになって、あたしの鼻を拭き取るハル兄は……やっぱり保護者同然で。


世話されっぱなしのあたしは……まるで3歳児。


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