幼なじみの甘い××。Good night baby★
―――まもなく 23番線に――……
到着のアナウンスが流れる。
「じゃあ、またな」
「……うん。またね」
風とエンジン音を引き連れて、新幹線がゆっくりと滑り込んできた。
「気をつけてな」
「……うん」
肩を持たれて、そっと引き離される。
「寝過ごすなよ?」
「それ、さっきも聞いたし……」
のぞき込まれる瞳にむくれてみても、言葉は弱々しくなってしまう。