幼なじみの甘い××。Good night baby★
おまじないをもらって、ほっこりしたはずのに。
うつむいて鼻をこするあたしの手には、別の水滴がついてきた。
「……ぐしゅ……ぐす……」
泣いているのがばれないように、かけてもらったマフラーに顔をうずめる。
そんなあたしの背中に、あったかい手のひらがそっと触れた。
「ちゃんとお礼言えたの? ハルくんに」
「……うん」
「そう。良かったね」
「……うん」