幼なじみの甘い××。Good night baby★


「おとーさんがいなくなって、寂しかったり苦労してたのはおかーさんなのに。


……あたし、自分だけが辛い思いしてるみたいなこと言ってさ。……バカだよね」




そんなあたしの髪を、おかーさんはそっと撫でてくれた。




「あのね、眞緒。おかーさんさ、あのとき眞緒が言いたいこと言ってくれて、確かにぐさっときたけど、うれしかったんだよ?」



「……え?」



「眞緒はおとーさんにそっくりって言ったでしょ?」



「?」



「ため込んで、ガマンして、おかーさんのこと、傷つけないようにしてくれてたんでしょ?

バカなんかじゃないよ。優しいんだよ。

でもね、おかーさんと二人きりなんだから、言いたいことがあったらちゃんと言って」


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