幼なじみの甘い××。Good night baby★



家までは、もう少しだ。


きりっと冷たい、澄んだ空気で満ちた夜空に、数えきれないほどの星屑が散らばっている。



その煌めきが、おかーさんの輪郭をそっと包み込んでいた。



この中に、おとーさんはいるんだろうか。



不器用だけど優しいあの笑顔で、


おかーさんのこと、いつまでも見守ってくれてるといいな……って、そう思った。





「おかーさん、」


「うん?」


「……ありがとう」


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