幼なじみの甘い××。Good night baby★
「成績が下がったから家庭教師をやってもらうことになったわけ?」
「いや、おかーさんが勝手に」
「アンタのことを考えてくれたんじゃないの?」
「え? おかーさんが?」
いやいや、あの母がそんなことを考えてくれてるとは思えない。
「思いつきだよ、きっと」
能天気な笑顔を思い出して答えると、
「まあ、いいんじゃないの? 知らない人にやってもらうより、知ってる顔のほうが」
「うーん。でもさー、知らない顔に近いくらい、ホントに久し振りに再会したんだよね」
「イケメン?」
「は?」
「その幼なじみ、イケメンかって聞いてんのよ」
「関係ないじゃん、今、そこは」