幼なじみの甘い××。Good night baby★
「……久しぶりっ! ハル兄っ」
平気なふりして近付いたつもりだったけど、
駆け出していた足と上ずった声は、興奮と緊張と嬉しさ丸出し。
「元気そうだな。その様子だとイイ報告が聞けそうだけど?」
そんなあたしをほほ笑んで見おろすハル兄は、さすが余裕の構えだ。
「きょ、今日ねっ、発表日だったんだ」
「うん、知ってる。てか、それを伝えに来たんだろ?」
「合格したよ! あたし、合格した!」
「おおーっ。やったなー」
ぐりぐりぐりぐりっ。
大げさに撫でられた髪は、静電気ですごいことになったけど。
……ああぁぁ……すっごいウレシイ。