幼なじみの甘い××。Good night baby★
眉を上げた微かな笑顔で、あたしの言葉を待つハル兄に静かに告げた。
「………て、されたい」
「ん?」
「ハル兄に……ぎゅうってされたい」
カテキョの、終わりのときみたいに。
大好きな、腕の中で。
「少しでいいから……ハル兄の胸の中で眠りたい」
あの、陽だまりの落ち葉の日みたいに。
あたたかな、胸の中で。
「ご褒美は……それがいい」
……それで、いい。