幼なじみの甘い××。Good night baby★
「眞緒、風呂入ってこい」
「……え?」
「疲れてるだろ? 寝る準備開始」
ひくついてしまう鼻を片手で隠して、努めて低い声を出す。
ここは一応、年上の威厳を見せておかねーと。
「AでもBでも、どっちでもいいから」
しかし、隠しきれない下がった目尻はどうしようもない。
「まあ、オレもAだと思うけどな。いろんな意味で」
「へ?」
「何でもない。オレは先生になるから。安心しろ」
この、怒ったそぶりが、何時間……いや、何分もつかと考えながら、
オレは、この素直な幼なじみに着替えの服を手渡した。