幼なじみの甘い××。Good night baby★
「泣くなよ。反則だろ?」
ハル兄の手のひらがほっぺに降りてきて。
あの日みたいに、ティッシュであちこちを拭かれまくる。
「明日、お前の顔がパンパンに腫れてたら、おばさんに叱られるのはオレだぞ?」
「う、うん……ぐしゅ」
「もう寝ろ。ベッド、貸すから」
「う、うん……。……え?」
「オレはここで寝るから」
「……」
黙ったあたしに、ハル兄のイジワルな表情が向けられる。
「ひとりで寝れるようになったんだろ?」
「……う、うん」
「じゃ、今日もひとりで寝れるよな?」
「……」
これって……明らかに……いじめられてるよね?