幼なじみの甘い××。Good night baby★
*side:HARU
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この、無理やりな笑顔。
どこかで見たな、と考えて、あの新幹線ホームでの出来事を思い出した。
『は、る、兄も、がんばってね。ハルにぃ、なら、きっと……大丈夫だよ。就活も、うまく、いくよ。絶対』
くたくたになりながらも、明るく帰ろうと踏ん張って。
『あ、たしは、ハル兄に……何にもしてあげられない、けど。ごめん、ね』
……いいんだよ、んなこと。
お前は自分のことだけ心配してろ。
『またね、ハル兄……バイバイっ』
拭いてやった鼻水も涙もすっかり元通りな顔で。
それでも精一杯笑って手を振って。
そんな姿に……
オレの腕は、自然に伸びていたんだよな……そういえば。