幼なじみの甘い××。Good night baby★
てか……、あたしの知ってるハル兄って、こんな顔だったっけ?
茶色のおっきい目は、あんまり変わってないけど。
輪郭は、もっと、こう……丸かったはず。
鼻だって、こんなにすっとしてなかったし。
大学も卒業間近になると、こうも大人になっちゃうんだろうか。
「勉強中だろ? マジメにしろ」
ぼけっとしているあたしに、ハル兄の叱咤が飛んでくる。
「ご、ごめんなさい」
確かに、
わざわざ教えに来てくれてる人に対して、あの質問は失礼だ。