幼なじみの甘い××。Good night baby★



反省してうなだれたあたしの前に、英語の教科書が差し出された。



「お前の弱いとこはこの辺だな」



ハル兄が指さした場所をのぞき込んで、あたしもちゃんと姿勢を正す。



「ここはな、この形容詞に関係している部分で、」


「うん」



勉強モードに入ると、あたしの動揺もおさまった。


落ち着いた低い声が、部屋の中に満ちているからかもしれない。



< 64 / 543 >

この作品をシェア

pagetop