幼なじみの甘い××。Good night baby★
「お疲れさまー。入ってもいい?」
気分と調子が上がってきたところで、おかーさんの声がした。
いれたての熱いコーヒーを持ってきてくれたらしい。
けど、
せっかくノッてきた勉強が中断されたことに、イライラがつのる。
ハル兄とおかーさんの昔話が始まったから、よけいに。
「眞緒、どーお、調子は?」
おかーさんのせいで、落ちたよ。
思わず吐き出しそうになったその言葉を、コーヒーと一緒にお腹の中に押し込めた。
「まあ、それなりにいいよ」
代わりの言葉も、そっけなくなってしまう。