幼なじみの甘い××。Good night baby★
「まあまあ疲れたろ?」
「うーん。でも、ちょっとだけ」
なんていうか、不思議なほど清々しいから苦痛じゃない。
一人で鬱々と勉強しているときの気分とは大違いだ。
いつもは夜中まで起きて机に座っているのに、いくらやっても充実感なんて得られないし。
むしろ、ヘンに焦ってるし。
「先生になればいいのに。ハル兄」
思わず、素直な言葉がもれる。
「先生?」
「うん。学校とか、塾の先生。分かりやすいし、人気出そうじゃない? それに、カッコ……、あっ……」
「……? カッコ?」
カッコイイし。なんて、
その言葉までも素直にもれそうになって、あわてて首をふった。
そんなこと言ったら、意識しているみたいで、こっちがカッコ悪い。