幼なじみの甘い××。Good night baby★
「え? ……な、に?」
びっくりして、動けない。
じっと見下ろしている瞳から、視線をそらせない。
「ハル、兄……?」
小さな声を出すと、距離がぐっと近づいた。
片腕が、すっとあたしの下に通されたから。
「え……? ちょっ、」
あわてても、もう遅い。
決壊した白い柵は、あたしを後ろからふわりと包み込んで。
広いぬくもりへと、引き込んでいた。
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