幼なじみの甘い××。Good night baby★
背中に感じる体温。
髪に降りかかるあたたかい吐息。
「……イイにおいがするな、眞緒」
驚き過ぎて、声がでない。
代わりに、騒がしい心音が、内側で鳴り響いている。
「昔はミルクみたいなニオイがしてたんだけどなぁ。確かに……少しは大人になったのかもな」
それを確かめるみたいに、ぎゅっと深く抱きすくめられて、
「……っ」
あたしののどが、小さく震えた。