幼なじみの甘い××。Good night baby★
「カラダはまだ、こんなにちっこいけどな」
ふっと笑う息が、首筋をかすかに撫でてくる。
ぴくっと肩を揺らすと、ハル兄はもう一度、息だけで笑った。
「覚えてるか? 眞緒」
緊張し過ぎて、いったい、何を問われているのか分からない。
「昔、こうやって寝てただろ? 一緒に」
「………え……?」
「お泊りのときは必ず」
「おとまり……?」
「ハル兄と寝るんだって、お前、オレから離れなかったんだよ。夜になると」
「……あ」
小さいころに見た景色が、淡い色を帯びて、浮かんでくる。