幼なじみの甘い××。Good night baby★




「腕とか首にしがみついて来てたからなー、お前。
夜中とか、そーっと離れようとしても、絶対離さなかったんだぞ?」



腰に当たったハル兄のお腹が、くくくっと揺れている。



「そ……それは昔の話でしょっ」



「あのころと中身は大して変ってないみたいだし、今もこうして抱っこしてれば、寝れるんじゃねーの?」



「……うっ」



――カチーンッ!!!



「な……中身だって、ちゃんと大人になってるしっ! って言うかっ、」



今のこの状況……


逆にハル兄があたしにしがみついてる状態なんですけどっ!


< 82 / 543 >

この作品をシェア

pagetop