幼なじみの甘い××。Good night baby★
「内にばっかりこもってるから、気分もふさぐんだな、たぶん」
カレンダーに視線を送って、なにやら思いついた感じのハル兄。
その手がようやく顔から離れて、「イタタ……」とほっぺたをさすっていると。
「眞緒、明日学校は?」
「……? 祝日だから休みだけど」
「じゃ、明日は外で授業しよう」
「は? え? 外?」
首をかしげると、
「たまにはリフレッシュしないとな。朝、迎えにくるから。動きやすい格好で待ってろ」
「……? うん。わかった」
って言いながら、よく分かんなかったけど。
とりあえずうなずくと、ハル兄もこくんとうなずいた。
指の跡がついたらしいあたしのほっぺたを見て笑いながら。