ラブ*レター
蛍「昨日の話……聞いてたのか?」


私はコクリと頷いた。


蛍「今さらだけど…嘘だから。
本当は寿々奈に別れを切り出された時に言うべきだったけど……寿々奈に別れを切り出された時……何か目の前が真っ暗になって……」


蛍は私をギュッと抱き締めて


蛍「本当はあんなこと思ってない。寿々奈のことを好き過ぎて…すがる自分がカッコ悪くて友達の前でデレデレ出来なくて咄嗟についた嘘。けど傷つけたことは変わらない。本当にごめん」


私は何も言えなくて、ただ蛍の背中に腕を回してギュッと抱き締めた……。


嘘だったんだ……。
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