ラブ*レター
そして、そっと私を放した蛍。
顔を上げると笑みを浮かべる蛍の顔がある。


チュッ


絶対に学校で2人っきりになったってしてくれなかったキスをしてくれた蛍。


蛍「急ごう」


そう言って私の手を引き、走り出した蛍。


寿「きゃっ!
蛍?どこに行くの?」


蛍「屋上」


階段をかけあがる私と蛍。
スピードの速い蛍に遅れないように必死に手を握った。


すると蛍もギュッと握り返してくれる。


それが嬉しかった。


そして屋上の扉を開けた瞬間


バンバーン


目の前でコイノハナが咲いた。
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