幼なじみには内緒。
美紀が先に行こうとすればチャリのペースを速めて、隣に行こうとする。

いつもの俺の行動だから、美紀もペースを遅くしている。俺達の朝の日常。

美紀のすぐそばに来たとき、美紀の長い髪が風に揺れ隣にきた時には、甘い香りがした。

また俺と美紀の会話が始まるのだが、理性を保つのに必死で会話なんて覚えてない。

ーはやく気付いてくれ、俺の気持ちにー

学校まで後少し、SHRまであと30分。俺だけの美紀じゃなくなる時間。

ー一緒にいると襲いそうになる。はやく離れないと、でも、他の奴らに会わせたくないー

矛盾する俺の心
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