魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~




「それ以上、近付くと攻撃する」



「あんっ、つれない」



べたべたと触る仕草も、
彼女がすると可愛らしくて。


皆、惚れる彼女の姿に、
寧ろ彼は呆れているようで。
小さく溜め息を吐く。



「じゃあ、やっぱ強引にいっちゃおう」



ニヤリ。
その表現が、一番いい。
口角を吊り上げたと思えば、



「!?」




あれだけ、言っていたというのに、
エオスはベリルさんにもっと近付き。

強引に彼の手首を掴んで・・・・



「・・・・・っ」



女神の、接吻を与えた。




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