魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~






「エリスは、町に入ろうとする、
 モンスターと戦うじゃない。
 私は、町に入ろうとするモンスターを
 なくす為に、結界を張るじゃない。
 私達はこの町を平和にしようと
 頑張っているでしょう・・・・?
 なのに、皆、私達を嫌がるのだから」





それから、またいつものきゃはは、の
笑いに戻って




「なんてね。
 結界を張るのはアタシの仕事だって、
 上からもガミガミ言われてるのに、
 アタシは文句いえる立場じゃないのにねぇ。
 ・・・・エリスは、いいんだよ?
 別に、しなきゃいけない仕事でもないし」




最後は心配そうに眉を下げた。




「・・・・エオス。
 私はね?少しでも、町の役にたてたらって
 それだけなの。無理してるワケじゃない。
 私は、確かに嫌われているけれど
 それでも・・・影ながら
 頑張れたら、いいなって」




だから大丈夫。と私はエオスに言った。




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