魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~
家の影に隠れながら、盗み見。
ホントは、ダメなんだろうけど、
町のコ達、私観たら、驚くじゃない?
だけど、やっぱり気になるし・・・・
「エオス、とベリルさん?」
どこかで聞いた事のある声だなぁ、とは思っていたけれどまさか・・・ねぇ。
『・・・・馬鹿馬鹿しい』
ベリルさんはそう呟いて
剣を鞘に収めて。
怒ってるのかな・・・
眉間に深い皺。
「!」
エオスは嬉しそうに笑って
ベリルに近寄る。