魔女が涙を流す夜~リンドブルムの剣~




家の影に隠れながら、盗み見。
ホントは、ダメなんだろうけど、
町のコ達、私観たら、驚くじゃない?
だけど、やっぱり気になるし・・・・



「エオス、とベリルさん?」



どこかで聞いた事のある声だなぁ、とは思っていたけれどまさか・・・ねぇ。



『・・・・馬鹿馬鹿しい』



ベリルさんはそう呟いて
剣を鞘に収めて。


怒ってるのかな・・・


眉間に深い皺。



「!」


エオスは嬉しそうに笑って
ベリルに近寄る。






< 99 / 136 >

この作品をシェア

pagetop