隣人は変人です
「ねぇ。春花ちゃん。今日のオレかっこいい?」
マカロニグラタンを口に頬張った春花ちゃんが、キョトンと固まってる?
「今日のオレ、大人っぽいでしょ?」
「え? 大人っぽいって言うか、フレッシャーズ?」
そうか。オレはフレッシュなのか。そうだよな。27でもフレッシュでおかしくないよな。
うふふ。
いつの間にか笑っていたみたいで、
「笑ってるね。良かった。今日は変だから心配したよ」
やっぱりオレは春花ちゃんが好きだ。春花ちゃんにはかなわない。
かわいいから、ヒラヒラも似合うだろうなぁ。かわいいだろうなぁ。
「AKBに入る?」
「はぁ?」
ダメだ。
可愛すぎて頭が飛躍したらしい。
葵ちゃん、キスしてごまかそうっと。
春花ちゃんにのそりと近付いて、顔をそおっと近くに…
ちゅっ
アレ。春花ちゃんからキスされちゃった。
まっ。いいか。
葵ちゃん、今日も幸せです。
うっほほ~い♪
【とある1日】end