カルマ
―リアガード―




ルークと同じ
ローブを着た人が多くいる







「ここが、俺らのアジト。強い能力を持つ奴はこの組織に入る事になる。まぁ少ないんだけどな」







「‥‥か‥‥カ‥イル‥」







「カイル?」




「‥おれ‥の‥‥な‥まえ‥」







「カイルな。じゃあ説明続けるぞ。強い能力者はごく稀。だけど、今日は狭間で2人見つけたからな〜。待たせてある」








カイルは虚ろな瞳で
ある一人の少女を見つめた


白い肌に
短い黒髪
黒い瞳を持つ少女









自分と同じ
この世界ではない服









「この任務めんどくせぇ〜‥じゃあ今から2人で能力検査‥‥って、おい!!」






カイルが少女に
近づいていく







あっちの少女も
まだ心が戻ってねぇし


まだ2人とも
能力がわかんねぇ‥


こんなところで
暴走されたら困るぜ‥









あーめんどくせぇ‥




「おい!!‥‥‥‥!?」










虚ろな瞳で
見つめあった2人は




同時に右手が光に包まれ



剣が握られていた










「嘘だろ‥」




同じ能力



稀中の稀






周りにいた組織の人も
その光景を
信じられずにいた


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