S・S・S




―――――…シュンくん。





無邪気な、笑顔が、浮かぶ。





無条件にあたしを受け入れて

真綿のように優しく、包んでくれるシュンくんは。



あたしの、聖域みたいなもので。




毎回の、このメールも。

もはや、あたしのゲレンデライフに

なくてはならないものになっていて。








―――――…頭が、重い。





シュンくんを失うのも、また恐怖なんだ。






どうしたらいい?


断れば… もう、こうやって

励ましても… くれない、よね…







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