S・S・S
「… シュンくん…? え、あ… ここ… どこ?」
氷枕、おでこに冷たいタオル。
パリッと糊の効いたシーツにベッド。
ここは…
「センターハウスの、医務室ですよ。サラさん、番組終わってすぐ倒れちゃって。…熱があるのに、無理して仕事してたんですね。」
「シュンくん…」
あぁ、そうか…
医務室内のスピーカーから、放送が流れてるんだ。
『続いてのナビゲーターは…Here is… DJ:SAE!…OK, Stay with us !』
トウマの、番組が終わろうとしている。
ってことは…
あれから…2時間、経ってるんだ。