S・S・S





――――…





そんな風に、ハッキリ拒まなかった

あたしが、悪い。




今日のは、あたしが悪いって、わかってる。



だけど。






―――… これは、あんまりだ。





神様。



そんなに、あたしが、嫌いですか?






「あっらーー?ヤダ!サラちゃんてば!そういう仲だったの!?心配して、損しちゃった!…ねぇ、…トウマさん!」




絶妙なタイミングで扉を開けて入ってきたのは

番組を終えたばかりであろうモモと、トウマ。





「―――…サラ…」







そう、呼ぶ声に

微かな、苛立ちが含まれているのは

あたしの、気のせい――…?



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