S・S・S
――――…
「どわっはっはっはっはっはっはっは!!!!!」
洗いざらい話し終えると、
ひーひー笑いながらサエさんがベッドに転がった。
ダメだ、こりゃ。
完全に、酔っ払ってる。
足もバタバタさせて、レディの風格はゼロである。
「ちょっ…もう、サエさんてば!あたし、真面目に悩んでるのにーー!!」
どのポイントでそんな爆笑を誘ってしまったのか、誰か教えて!
笑い過ぎて、言葉すら出てこなかったのか
しばらくの間を置いて、サエさんは目に涙を浮かべながら、あたしに言った。
「バッカじゃないの?あんた達……」
「……… は?」
「どう考えても、それトウマくんの焼きもちでしょ?ってか…彼が…どの面さげて……うぷぷぷぷぷ…」
サエさんがあたしのパジャマの襟元をグイッと開いた。
「きゃあ!なにするんですかサエさん!」
「うひゃーー!これまた結構熱烈に愛されちゃったわねー。しばらくタートルネック着た方がいいわよ、サラちゃん。」
「ね…熱烈に…って/////」
「――……あのトウマくんが好きでもない女にそんなことすると思う?バッカねぇ、もう。ちょっと考えたら分かることなのに…」
「好きでもない女に…って……どういう、こと、ですか?」
「はっきり言って欲しいの?あぁもう、やんなっちゃう。
だから!
トウマくんは、サラちゃんのこと、好・き・な・の!」
―――――… へ?