S・S・S
「、、、なーんだ、つまんないの…。
ってか聞き捨てならないわね。こんな夜中に化粧してトウマくん以外の男に会うって、サラちゃんどーゆーことよ!?まさかカフェ小僧と逢い引きとか言わないでよ?」
「あ……の…ええと…」
「……え、なに、マジで?あんた、何これ以上事態をややこしくしようとしてんのよ。」
「いや、デートとかそーゆーんじゃなくって…ですね。その…あたし、ちゃんとシュンくんと話ができてなくって。昼間のこともあるし、ちゃんと断らなきゃって。で、ロビーに呼び出したんです。」
「…はぁ、なるほどね。みんなのいるところでする話じゃない…か。ちゃんと断れるの?」
「断りますよ!当たり前じゃないですか!」
「だってサラちゃん、隙だらけなんだもん。ちょっと押したらイケるかなって男に思わせるアンタも悪いのよ?そこんとこ、分かってる?」
――…あれ、なんだろう。
なんかいつの間にか『深夜の説教部屋』みたいになってる気が…