S・S・S



うう、ダメだ。
身悶えしすぎて、軽く死ねる。

しまいにはメールを開けなくなってしまった。


だって見れば見るほど、どれほど真剣に、どれほど長い期間、心を砕いてあたしの放送を聴いていてくれたのかが伝わってきて、心臓が、呼吸が、苦しいんだもん!

トウマがここに居るわけじゃないのに、この膨大な受信履歴の連なりがあたしに幻影を見せる。



…ずっと、背中で見守っていてくれたんだね。言葉の毛布に包まれて、抱き締められてるみたいだよ。



くるまれて、守られて?




なに、これ。


なんなの。



…なんなのよぉぉぉ・・・



こんな感覚、知らなかった。

直接抱き締められるより、

きっと、ずっと恥ずかしい。




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