S・S・S



大崎くんは
あたしをじぃっと見ながら言う。



「そうかな――… 今日だって、キャラ崩してまでしてフォローしてたし、やたら目を掛けてる感じがするけど。」



ドキン、と胸がひとつ大きな音を立てた。


……そんなこと言われたら、期待しちゃうじゃんか。




「気のせいじゃなーい?トウマさん、モモのことだってフォローしてくれてるしぃ。」



あたしと大崎くんが視線を交わす中に、モモが無理矢理入ってきた。





―――… いま気づいたけど…………もしかしてこの子…トウマ狙い?





・・・マジで?



ああああああああ、面倒くさい予感しかしないっ!!







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