S・S・S
*
「…… おはようございます…」
「げっ… サラちゃん、なんか…顔…おかしいよ?大丈夫?」
出勤した途端、大崎くんが失礼極まりないコメントを発した。
「元からです!大きなお世話よ。」
そりゃ、泣きはらした目で
露天行ったらアレで
寝不足に加えて翌朝熱もあったら、
顔おかしくもなるだろ!
てゆーか、
モモの一件も昨日のことも…
なんだか微妙に
全部が大崎くん起因じゃない?
明日から疫病神って呼んでやろうかしら、ったく…
空気の読めない大崎は、
続いてぽそりと呟いて
あたしの怒りをさらに炎上させた。
「…… でさ、昨日、どうだった?」
――――… 昨日?